産業用遠心分離機の選び方
遠心分離機選びの出発点は、「何を回収したいか」。
目的・回収方法・処理量の3つから、選び方を見てみましょう。
POINT 1
何を回収したいですか?
液体をきれいに
固形分を減らし、
澄んだ液体を回収。
固形分を集めたい
粒子・結晶・菌体などを
集めて回収。
脱水・脱油したい
余分な水分・油分を減らし、
次の工程へ。
図は分離の目的を示すイメージです。油と水など、互いに溶け合わない液体の分離もご相談いただけます。
POINT 2
分けたあとの「取り出し方」も大切
当社の代表的な3機種を、固形分の回収方法で比べてみましょう。
KS型超高速
微粒子の回収・清澄など
停止して、手作業で回収
給液と液体の排出は連続。固形分は回転筒にたまるため、回収時に運転を止めます。
バスケット型
固形分の回収・脱水・脱油
上部・底部から回収
沈降式・ろ過式を選定。給液・分離・回収のサイクルを自動化する仕様もあります。
デカンタ型
連続的な固液分離・脱水
運転しながら連続回収
回転筒内のスクリューが固形分を搬送。液体と固形分を、それぞれ連続的に排出します。
青:液体黄土色:固形分模式図です。実際の構造・仕様は機種により異なります。
機種選定で確認したい、3つの条件
- 原液の性状
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- 粒子径・比重差
- 濃度・粘度
- 温度
- 求める仕上がり
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- 液体の清澄度
- 固形分の回収率
- 固形分の含水率
- 毎日の使い方
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- 回収頻度
- 材質・洗浄方法
- 設置条件
POINT 3
処理量は、仕上がりとセットで考える
まずは「1日に何Lを、何時間で処理したいか」を整理。実際に処理できる量は、原液の性状と、求める清澄度・回収率・含水率によって変わります。
回収を区切る運転
バスケット型など
1回の原液処理量×1日に繰り返せる回数
連続して回収する運転
デカンタ型など
品質を満たす給液量(L/h)×給液できる時間(h)
工程の模式図です。実際の工程・所要時間は機種や処理物により異なります。
準備・必要な洗浄・品種切替の時間も見込みます。KS型は、固形分回収のために運転を止める時間も必要です。
容積(L)と、時間当たりの処理量(L/h)は別の値です。実際の原液で、分離結果と処理条件を確認して選定します。
処理条件に合う遠心分離機をご提案します。
原液の性状や、ご希望の仕上がり・処理量をお聞かせください。機種選定からサンプル試験まで、当社がサポートします。
