デカンタ型遠心分離機

連続式の固液分離・脱水

給液から分離、回収まで。
固形分も液体も、連続処理。

回転筒で固形分を沈降させ、内部のスクリュウで連続的に搬送・排出。原液を供給しながら、分離液と固形分をそれぞれ回収します。

カタログ掲載のデカンタ型遠心分離機の外観写真
カタログ掲載機の外観例

連続処理を支える3つの特長

固形分を連続排出

回転筒に沈降した固形分をスクリュウで搬送。給液・分離・回収を連続して行う工程に対応します。

濾布を使わずに分離

密度差を利用した遠心沈降式です。濾布を使わず、固形分と液体を分けます。

原液に合わせて選定

粒子径・濃度・粘度、必要な処理量を確認し、回転筒の径や長さ、付帯仕様を検討します。

給液から、固形分と液体の連続回収へ

給液・分離・排出が、運転中に連続して進む構造です。

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拡大中は図を横にスクロールできます。

右側から原液を供給し、分離液と固形分を別々の排出口から回収するデカンタ型の断面図
運転中の流れを示したカタログの断面図です。
  1. 原液を供給する

    フィードパイプから回転筒の内部へ原液を送り込みます。

  2. 沈降・搬送する

    固形分は遠心力で内壁に沈降。回転筒とのわずかな回転数の差により、スクリュウが固形分を排出側へ運びます。

  3. それぞれ回収する

    固形分は脱水されて円錐部側から排出。分離液は反対側の排出口から取り出します。

図は分離原理の説明です。始動・停止などの操作手順は、対象機の取扱説明書に従ってください。

機種ラインナップと主な仕様

回転筒の径・長さが異なる機種をご用意しています。処理量だけでなく、液体の清澄度や固形分の脱水状態も踏まえて選定します。

表は横にスクロールできます。

機種 回転数
rpm
遠心効果
G
処理量の目安
m³/h
参考重量
kg
AD-150 6,000 3,200 0.5〜1 400
AD-1502 6,000 3,200 0.5〜1 500
AD-250 4,800 3,200 1〜3 600
AD-2502 4,800 3,200 1〜3 750

処理量はカタログ掲載値です。実際の処理量・分離性能は、原液の性状や運転条件によって変わります。

主要寸法を確認する
機種 A
mm
B
mm
C
mm
AD-150 1,100 1,000 450
AD-1502 1,200 1,000 450
AD-250 1,700 1,500 650
AD-2502 1,800 1,500 650

A・B・Cは右のカタログ図に対応します。仕様により寸法・重量は異なるため、設置計画時には対象機の図面をご確認ください。

デカンタ型遠心分離機の主要寸法A・B・Cの位置を示したカタログ図
主要寸法の見方

清澄度と脱水状態のバランスを調整

プレートダム

求める分離結果に合わせて、
液体の排出口を調整。

液体の排出口に取り付けるプレートダムの開口を変えることで、液体の清澄度と、回収する固形分の含水率を調整します。

「液体をより澄ませたい」「固形分の水分を減らしたい」など、重視する条件を確認して選定します。

開口を小さくした場合

液体の清澄度は高まりやすく、固形分の含水率は高くなる傾向があります。

開口を大きくした場合

固形分の含水率は低くなりやすく、分離液に残る固形分は増える傾向があります。

原液の性状や運転条件によって結果は変わります。サンプル試験でバランスを確認します。

運転・洗浄を支える装置とオプション

標準の装置・付属品

制御盤・架台・グリースポンプに加え、異常振動や過負荷などを検知して機械を停止させる装置を備えています。

異常振動検知器
異常な振動を検知し、機械を停止させます。
トルクリミッター
スクリュウに異常な負荷がかかった場合に機械を停止させます。
セーフティーセンサー
ケーシングの開閉状態を検知します。
ケーシングを開いたデカンタ型遠心分離機のカタログ写真
ケーシングを開いた状態の外観例

用途や設置条件に合わせたオプション

洗浄ノズル

ケーシング内面や回転筒外面に付着した固形分の洗浄を補助します。

正転逆転機構

回転筒の正転・逆転を利用し、内部に残った固形分の清掃を補助します。

シュート

排出される液体や固形分を、回収先へ集めるための部品です。

移動式架台

専用キャスターを設け、機械本体の移動に対応します。

よくあるご質問

どのくらいの粒子から分離できますか?

カタログ上の粒子径の目安は50μm以上です。分離の可否や精度は、粒子の密度・濃度・形状、液体の粘度などによって変わるため、実際の原液で確認します。

固形分が多い原液や、粘度の高い原液も相談できますか?

流動性があり、ポンプで給液できることが検討の目安です。濃度・粘度・必要な処理量をお知らせください。給液できることだけで分離性能が決まるわけではないため、試験条件を含めて確認します。

洗浄や分解について相談できますか?

洗浄ノズルや正転逆転機構など、清掃を補助する仕様をご用意しています。分解を伴う洗浄・整備は事前に当社へご相談ください。

導入前に分離状態を確認できますか?

サンプル試験で、分離状態や処理条件を確認できます。お客様の設備で試したい場合は、デモ機貸出についてもご相談ください。

処理条件に合わせた機種・仕様をご提案します。

原液の性状、必要な処理量、液体の清澄度や固形分の脱水状態など、求める条件をお聞かせください。機種選定からサンプル試験、導入後のサポートまでご相談いただけます。

ご相談を案内する、メモを持ったぐるやん