バスケット型遠心分離機底部排出型

バスケット型遠心分離機底部排出型とは、遠心分離機の底部から、固体を排出する方式です。掻取装置用いて排出できる為、工程の自動化も可能となります。
生産工程内の省人化、大量生産に適しています。

KDBシリーズ（遠心沈降式）

この型式は、無孔バスケットを使用し、大きな遠心力によって固形物を分離する底部排出型です。
遠心機内に給液された原液は、バスケット内で液体と固体に分離され、分離された液体はバスケットの上部よりオーバーフロー又はスキミング装置で取り出します。

バスケット内に残った固形物、減速装置により低速回転にして掻き取り装置にて下方に固形物を取り出す事ができます。

バスケット型遠心分離機底部排出型 KDBシリーズ（遠心沈降式）の仕様表

この型式は、バスケット底部より処理後の固形物、結晶等を容易に落下排出できます。
処理量の多い場合、また固形物の取り出し回数の多い場合には、非常に便利です。

減速装置で、バスケットの回転を低速（30-40rpm）に減速してから、掻き取り装置にて、固形物を遠心分離機の下方へ掻き落とします。

バスケット型遠心分離機底部排出型 BDCシリーズ（遠心濾過式）の仕様表

自動掻取装置
底部排出型の遠心機に自動掻取措置、自動制動装置、油圧ユニット、又は空圧ユニット、制御盤、自動化の為の安全装置等を付属して、遠心機の操作を起動ボタンを押すだけで、あとは全て自動的に何回もサイクルをくりかえします。

自動掻き取り装置

バスケット内に残った固形物を自動的にバスケット底より遠心機外に掻き落とす装置です。
ケーシングカバー上部に取り付けられ、軸先端に取り付けられた掻き取り刃の作動により固形物を掻き取りします。

自動スキミング装置

バスケット内の表面層にある液体部を自動的に遠心機外に排出する装置です。
液体部を回収したい場合や、濾過性の悪い性状の液を分離する場合に、作業効率を高めることができます

バスケット型遠心分離機底部排出型 KFB/KFCシリーズ（遠心沈降式 / 遠心濾過式）の仕様表