関西遠心コラム

分級分離について

液体中の粒子を、
大きい粒と小さい粒のグループに分ける。

液体中に分散している固体物質を、粒子の大きさ(粒子径)によってグループに分けることを「分級」といいます。遠心分離機は、液体と固体を分けるだけでなく、粒子の大きさをそろえる目的にも利用されます。

分級とは、粒子を大きさで分けること

大きい粒と小さい粒が混ざった対象物から、それぞれのグループを分けます。粒子径の範囲を整えることで、材料に求められる特性や品質の向上を図ります。

大小の粒が混在分級分離大きい粒のグループ小さい粒のグループ
図1 分級の目的を示す概念図。粒の色は同じで、大きさだけを変えています。実機の内部構造や流路を示す図ではありません。

実際の分級で、すべての粒子が図のように明確に分かれるとは限りません。分かれ方は、対象物と運転条件に応じて確認します。

固液分離との目的の違い

固液分離

液体と固形分を分けることが目的です。液体をきれいにしたい場合や、固形分を回収したい場合などに使います。

液体+固形分
液体と固形分に分けるイメージ。

分級分離

固体の粒子を、大きい粒と小さい粒のグループに分けることが目的です。粒子の大きさを整えたい場合に使います。

大きい粒+小さい粒
粒径のグループに分けるイメージ。液体は省略しています。

目標の粒子径に向けて、条件を調整する

遠心分離機による分級では、遠心力を利用し、流量などの運転条件を調整しながら、基準となる粒子径を狙って分離します。

「どのくらいの大きさで分けたいか」「どちらのグループを回収したいか」を整理したうえで、実際の対象物を用いて分級の状態を確認します。

過去事例:インク材料の品質向上

材料の粒子径を整え、品質の向上を図る

当社では、インク材料の品質向上を目的とした分級の事例があります。材料の粒子の大きさをそろえ、その特性を活かす用途です。

具体的な対象材料や粒子径、処理条件については、ご相談ください。

分級をご検討の際は

対象物について

材料の種類や、現在の粒子径の情報を、分かる範囲でお知らせください。

分けたい大きさ

目標とする粒子径と、回収したいグループをお聞かせください。

処理量と目的

処理したい量や、分級で改善したい点をお聞かせください。